日勤看護師への転職
看護師の退職や転職の理由は、夜勤業務の大変さにあります。
また、夜勤は精神的にも身体的にも負担が大きいです。
子供がおられる家庭では、仕事と家事や子育ての両立が難しいと思います。
では、日勤だったら満足できるのでしょうか?
実は、日勤で働く人たちも悩みを抱えています。
日勤常勤看護師は、正社員として働きますが夜勤業務がないため、夜勤手当がありません。
夜勤対応者と比較すれば、収入が下がる。日勤を選んだのは自分なので納得できます。
しかし、収入以外でも夜勤対応者との格差が生じているので不満が大きいのです。
日勤常勤看護師は治療や処置以外の仕事が多く、外来での誘導・問診が多くなります。
専門性の高い看護技術の最前線で働くことは少なく、勉強する必要もないため能力が上がりません。
看護技術が身につかない状況なので、レベルアップができにくいと言えます。
少人数制での外来勤務では、月に1回の定例研修会に参加できても、外部研修には推薦してもらえなかったりします。
常勤であれば、夜勤も当然ついてきますが研修や勉強会にも多く参加できます。
専門性の高い部署に就くこともあり、勉強の機会を多く得られる。
認定看護師を目指す条件も整いやすくなります。
日勤常勤と夜勤をこなす常勤の選択は、
独身であれば「なりたい看護師」を目指して夜勤のある常勤を選ぶ。
家庭があるならば「今、負担を感じない働き方」として日勤常勤を選ぶ。
いずれにしても、ボーナスのある常勤だから転職後は常勤を維持できるように
生活環境や遊び方を工夫したらいいと思います。